第2集 シンガポール攻略戦

第2集 シンガポール攻略戦 レア度:B(レア)
第2集は、太平洋戦争開戦と同時に実施されたマレー電撃作戦、マレー沖開戦からパレンバン石油基地占領に至るまでの詳細な記録だ。
大日本帝国陸軍は、支那の三亜島(海南島)から上陸艦艇を出撃させ、マレー半島東部に大戦車部隊を以って上陸し、休み無くマレー半島を南下し、翌年2月にはイギリス軍の支配するシンガポールを占領した。これによりマレー半島南部を戦略上重要な飛行隊基地として使用し、最大の目的であるパレンバン石油基地の占領に向けた戦力を配備することに成功したのだ。
そして、当時不沈艦として恐れられたイギリス軍の戦艦プリンス・オブ・ウェールズ及びレパルスをマレー沖で、海戦には慣れていない陸軍の航空機戦力だけにより撃沈するという大戦果を収めた。最後には、太平洋戦争の歴史でもその活躍をほとんど知られていない陸軍空挺部隊スマトラ島パレンバンの石油基地をわずかな兵力と微力な火器によって見事に占領し、25万リットルの石油を確保したのだ。
太平洋戦争の戦記もので、陸軍戦車部隊の活躍をモチーフにしたものは数少なく、精鋭中の精鋭として編成された陸軍空挺部隊を描いた本巻は特に貴重な記録である。オークションにも滅多に出品されないことから、現存冊数は相当に少ないものと考えられる。

    • なお、本日ヤフオクに第8集の古本が出品されていました。日焼けが激しく程度は悪そうです。画像をアップロードしておきます。